潜在意識を有効活用する
潜在意識の大家は他にたくさんいるので、ここでは私の持論を述べます。自分で経験したことですから、おそらくどこの本にも書いていないでしょう。それが正しいかどうかわかりませんが、「身を持って学んだことがすべて」だと私は思っていますので、私の持論を展開していきたいと思います。
まあ、間違ってはいないでしょう。少なくとも。と思って書きます。
『意識』のリーダーは顕在意識です。
潜在意識はそのリーダーの名参謀、もしくは優秀な「部下」と考えていいと思います。
リーダーがしっかりしないと、部下は育ちません。
リーダーがいいかげんなことをやると、部下も真似ていいかげんになるということです。
ですから、リーダーが見本となるべきです。
顕在意識が潜在意識に対して見本となる。
これが潜在意識を有効に活用する方法です。そして、潜在意識は経験と知識の貯蔵庫でもあります。リーダーである顕在意識が悪い経験をすると潜在意識にその悪い経験がどんどん蓄積されています。リーダーは忘れても潜在意識はずっと記憶しているのです。リーダーが善いことをすれば潜在意識は善い経験をどんどん蓄積していき、リーダーが悪いことをすれば潜在意識はどんどん悪いことを蓄積していくのです。考えが強い方に潜在意識が働くのは、その蓄積能力によるものだと私は思っています。
恋愛において、ネガティブな悪いことばかり考えていると、「悪い結果」になる。リーダーである顕在意識がずっと悪いことばかり考えていたから、潜在意識がそれに反応して悪い結果をもたらしたのです。とくに悪い方面の考えは、人の特性上強く反応するものです。
悪い考えは、腐ったリンゴと一緒です。
健康なリンゴ100個の箱に、一個の腐ったリンゴを入れたとする。そうすると健康なリンゴ100個は時間の経過と共に全部腐ってしまいます。たった1個のネガティブが健康な心と体を蝕んでいく。悪い考えはこのように、どんどん増殖していくのです。ですから潜在意識には一切のネガティブな考えは入れてはいけないのです。
リーダー(顕在意識)が健康であること。それが潜在意識の蓄積される能力に必要だということがよく分かりましたでしょうか。すべてはあなたが「今」考えている中にあるのです。
リーダーが見本を示す。
それは少々きついことだと思います。
悪い事をするより、善い事をする方がきついからです。
勉強するのはきつい、勉強なんかしないで遊んでいる方が楽。
仕事をするのはきつい、仕事なんかしないでさぼっている方が楽。
運動をするのはきつい、運動なんかしないで家でゴロゴロしている方が楽。
ダイエットをするのはきつい、ダイエットなんかしないでパクパク食べた方が楽。
このようにリーダーが見本を示すのはきついことなのです。
しかし、潜在意識を有効に使いかったら、少々きつい方がいいのです。人生は少々きつい方がうまくいくのです。楽した人生は、結局のところ失敗の人生となります。多少きつい方が人生にはいいのです。
きつさは習慣によって軽減される。
きつくても、毎日やっているときついとは感じません。習慣とは恐ろしいものです。でもその習慣が潜在意識の能力を高めるのは間違いありません。いろいろな習慣の集大成が豊かな人生を送るのか?悪い人生を送るのか?そのどちらかに決まるだけですから。