結婚しない自由を尊重する
寂しいから恋はするが、責任をとる結婚はしたくない。恋愛の始めは彼女を落とすために何でもありで、「君と結婚したい」などと将来の夢を語り、女の子の気持ちをこちらにぐっと引き寄せる甘い言葉を連発する。女性は彼が発するロマンの言葉に酔いしれ、彼の言葉を信じて付き合うことになる。ところが、半年が過ぎると彼の性格が変わってしまう。彼女に一生懸命で優しかった彼が手の平を返したように彼女に冷たくなる。結婚したがらない男性はジキルとハイド型の恋愛ストーリーが多い。そのストーリーを携えて今日も占い館を訪れる女性が後を絶たない。「時代が変わってきたな・・・」とひしひし感じる。
今は結婚だけがすべてではないかもしれない。
ひとりで生きていく時代。
そんな時代に向かっているかもしれない。
ひとりで生きる時代。多くの人は「それは嫌だ!」と言うが、一人で生きるのもまんざら悪くない。この自由は捨てがたい、これに勝る解放感と喜びはない。孤独にさえ耐えることができれば、まさに自由は楽園。ひとりも楽しいと思えば楽しい。
おひとり様の時間をもっとつくってもいいのではないか。ひとりで美味しいゴハンを食べて、好きな映画を見て、美術館や博物館で観賞を楽しみ、行きたいところに一人旅に出る。誰にも邪魔されないくつろいだ時間を楽しむのも素晴らしいこと。無人島でない限り寂しくない。どうせ人は誰かと接する。友達だったり、会社の同僚だったり、恋人だったり、夫や子供たちのいる家庭だったり、人と接するように出来ている。愛する人と長く接するか、広く浅くいろいろな人と接するか、その違いだけである。結婚して家族と長く接するのもよし、結婚はしないでまんべんなく自由にいろいろな人と接するのもよし、人間嫌いで誰とも接しないのもよし、決めるのは本人。他人がどうこうではない。
ただ他人に対しては迷惑になることは避けてほしい。結婚する気もないのに女性に嘘を言って近づかないこと。寂しいから彼女が欲しいのはわかるが、あなたの孤独のせいで、一人の女性が被害に合う。一生結婚しないと決めたなら、女性に期待を持たせる行動や発言はやめてほしい。ほんのちょっとでも期待を持たせると女性は奇跡に向かって諦めない性格になってしまう。だから一部の隙も見せず、「100%結婚はない」と言って女性とは接すること。結婚する気がなくて女性に近づくのなら、その女性とSEXはしないこと。手もつないではいけない。肌と肌が触れ合い、勘違いを起こす行動をしてはいけない。女性とは距離をおいて友達になることだけに専念しよう。性欲の処理は自分でやるか、プロの女性に任せればいい。一般の女性には手を出さないこと。
結婚しない自由は尊重したい。
だが自由になるのもルールがある。それは他人に迷惑をかけないこと。とくにいけないのは寂しさから来る罪。これはいけない。自由を確保するには孤独に耐えることだ。
自由を楽しみたいなら、思いっきり自由を楽しめばいい。他人に迷惑さえかけなければ、あなたの自由は誰も邪魔しない。他人に迷惑をかけるからあなたの自由は邪魔されるのである。